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安芸高田市の神楽団の1つ「上河内神楽団」の練舞場にお邪魔してきました!
広島県安芸高田市のプレスツアーでは、「ひろしま安芸高田神楽鑑賞ツアー 神楽門前湯治村宿泊(1泊2日)」を体験させていただきまして、「神楽門前湯治村」にて初めて神楽を見学!
演者の舞から表情、音などが1つになり物語が進んでいくわけですが、見入ってしまうんですよねぇ。
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そして、なんとこの日は安芸高田市の神楽団の1つである「上河内神楽団」の練舞場にお邪魔させていただくことに!もっともっと神楽に触れてみたくなりましたね。
■上河内八幡神社に練舞場を構える「上河内神楽団」
神楽とは「神様にささげる歌や踊り」「神への感謝の舞」ですので、神社の近くに練舞場を構え、お祭りなどの行事で披露することも。
今回は、上河内八幡神社の目の前にある「上河内神楽団」にお邪魔し、神楽の衣装や道具、実際に神楽団に参加している方のお話を聞いてきましたよ。
▼上河内八幡神社
山の中にあるといっていいのかな?ここに、自分の仕事を終わらせてから練習のために団員が集まるのです。
神楽団に参加している皆さんは「神楽団」という職業についているわけではなく、ほとんどの方が働きながら神楽の稽古に打ち込んでいるそうです。中には、地元の神楽に携わりたいがために地元で就職される方も。
なぜそこまで神楽を?神楽が好きだから。強制するつもりはない、でも自分の子どもには地元の神楽に触れてほしい。
地元愛、という言葉が適切かどうかはわかりませんが、団員の愛で成り立っている神楽団は素晴らしいの一言ですね。
練舞場の中には、神楽で使用する道具や表彰状がずらり。
この日は練習を行っていなかったこともありとっても静か。静かすぎる空気感の中に神楽であれだけ激しく舞っていた衣装や小物、激しく音を奏でた楽器たちの違う顔を見た気がしました。
衣装やその他の道具は演者を彩り、演者は衣装や道具に魂を込める。深いですな。
■神楽で使われている道具について聞いてみよう。
上河内神楽団の戸田さんにご協力いただき、練舞場にある道具の説明や実際に衣装を着させていただくことに。
複数の神楽団が全く同じデザインのお面や道具を使っているのではなく、実は各神楽団で引き継がれているアイテムなどが多くあるそうです。同じ演目でも、衣装や道具に差があるのも神楽の楽しさの1つかもしれませんね!
▼ご協力いただいた戸田さん
お面にはサイズの違いだけでなく、性別もあるって知ってました?歯が黒いお面は「女の鬼」を表現しているんだとか。
非常に細かい部分ですが、演目の登場人物を演じるうえで大切な要素なので、ぜひ注目してみてください!
一番大きなお面を持ってみるとこんな感じ。ツアーを一緒にまわったジェフさんにお面を持ってもらいましたよ。身長は180cmないくらいかな?それでもこのインパクト。これをかぶって舞うわけですよ。簡単なものではありません。
ちなみに、衣装の重さは10~20kgになることも・・・。
舞台で使う矛や刀もおいてありました。
さて、次は緑色の袋に入っている道具を紹介していただきました。
「大きな提灯のだと思っていただければ」と言いつつおもむろに中身が登場したわけですが、これはまさか・・・。
▼提灯のようにキュッと縮んで収納されています
▼広げて伸ばして、背中に装着・・・。
▼箱から顔が・・・!
大蛇の完成。
この大蛇、大きいので動かないかと思いきや、かなり機敏に動くのです。口をあけて襲いかかってくるのはもちろん、尻尾で人を巻き込んだり、3段が1段に減り平らになったりと非常に面白い!
中の人は口の中から外を見ているそうなんですが、それにしても視野が狭い。決して広いとは言えない神楽の舞台の上で、20~30kgの衣装を着た方と視野の狭い大蛇の連携。そう考えると、さらに神楽の面白さに触れたような気がしますね。
▼違う神楽団ですが、本番中の大蛇がこちら
ちなみに、20~30kgの衣装は、ただ重いだけではありませんよ!
神楽におけるファーストインプレッションを決めるといっていいほどの華やかな衣装は、代々その神楽団に伝わる衣装があったり、時には数百万円の衣装を新調することもあるそうです。
舞には、やはり衣装が必要ですな。特に回転しながら移動する特徴がある神楽は、回転した際の衣装の開き方とかも重要なのかもなぁ。
▼ジェフさんによる試着タイム
▼鬼の面と衣装のフル装備
■練舞場に来てみて思ったこと。
華やかに舞っている裏には、決して動きやすいとは言えない衣装をまとい他の演者と連携する大変さや、楽譜のない音との連携もしないといけません。もはやこれが本業なのではないか、というくらいのクオリティを生むための日々の練習はかなり大変なのではないでしょうか・・・。
しかしながら、伝統芸能「神楽」でつながる人の輪は絆的なものもあるんでしょうね。練習後は、練舞場の中で仲間たちとあーだこーだ言いながらお酒を飲んだり食事をしたりするそうですよ!
見学の最後には、3つのサバ寿司を囲って最後まで神楽と安芸高田市を楽しませていただきました。
さて、今回体験させてもらっている「ひろしま安芸高田神楽鑑賞ツアー 神楽門前湯治村宿泊(1泊2日)」ですが、もう少し更新しようと思っています!
次は、安芸高田市の食について。ご興味ある方は引き続きよろしくどうぞ。
→「ひろしま安芸高田神楽鑑賞ツアー 神楽門前湯治村宿泊」レポートはこちらよりどうぞ!
ツアーに参加した女性ブロガーさんのレポートも上がっていますのであわせてどうぞ。
→しゅうまいの256倍ブログ neophilia++ 体験レポート記事一覧
▼撮影に使ったレンズとカメラはこちら。
※本記事の写真は、EOS Kiss X7内のクリエイティブフィルターを使用し、その後トリミングしています。