今、私たち親にできることとは?初めての保育園で親が学んだ5つのこと。

今年から保育園に行き始めたわけなんですが、予想通り「行きたくない」と泣きじゃくるわけです。
泣いている子どもの辛さもわかるし、でもそれを知りながら保育園に預けなくてはいけないという親の気持ちもあり非常に葛藤するわけなんですよね。
初めて保育園に行く子どもから見れば、極端に言ってしまえば「全く知らない人のところにおいて行かれる」という事になるわけなんですよ。そりゃ泣きますよね(笑)
しかしながら、保育園に行くことは今まで家族の中でのコミュニケーションが一気に外へ向かうわけなので、成長の第2ステップという考え方ができると思います。
初めて保育園に行く子どもとの接し方について、妻と話した内容も踏まえ自分なりにまとめてみました。
※子どもによって個人差がありますのでご参考までに
■子どもにとって保育園とは?
まず、初めて保育園に行ったときには「遊びたい!」「楽しそう!」という気持ちは少なからず持っていたようです。
自分と同い年の子もいるし、場合によっては年上、年下の子もいてちょっとワクワクしているのは見てはっきりとわかりました!
ではなんで実際に通い始めると泣きじゃくってしまうのか・・・。
基本的には「一緒にいる安心感」が一番重要で、小さいうちはまだまだメンタル的にはママ(パパ)の支えが必要なんですよね。
泣きじゃくったままとりあえず預けることになったわけなんですが、親心としては「大丈夫かなぁ」「お迎えまで耐えられるかなぁ」とかなり心配になったりします。
で、迎えに行ってみると・・・笑っているじゃないか!!!
安心の瞬間ですね!
■すぐに慣れなくても大丈夫だと思う。
とはいえ、あまりに泣く子どもに毎朝心配になるわけなんですが、初日、2日目・・・と時間がたつにつれ、保育園に慣れていく様子は間違いなくうかがえました。
泣きじゃくり1日中しょんぼりだった初日から、少しずつ笑顔が出てくるようになり、保育園での出来事を話してくれるようになってきます。
なので「預けるときに泣いてしまうのはもうしょうがない!預けている間の子どもの様子の方を気にする!」という部分に私は注目すべきだと思いました。
また「慣れるのが早い事は良いこと!」と言い切ってよいのかは人によって考え方が違います。人間にとって「慣れる」というのは、慣れるまでの過程が重要なんではないかと。
時間がかかっても段階を踏んで少しずつ慣れていくことは、決して悪いことではないと思います!
■子どもと接するときに気を付けていること
さて、前段が長くなってしまいましたが、「私が保育園に行きたがらない子どもと接する際に注意すべき事」をまとめてみました。
妻とも話しましたが、やはり子ども自身が保育園の価値を少しでも感じ、それをどうやって拾い上げていくかがポイントなんではないかと。
(1)預けるときは「サッ」と。お迎えは「ギュッ」と。
嫌がり始めた初期は、前日の夜から「明日いかないからね」と言われ続けています・・・。なんというリスクヘッジでしょうか・・・。前夜に対策を打たれるとは思ってもいませんでしたよ。
正直なところ、預ける際はそっけなく感じるかもしれませんが「サッ」とお願いするしかないのです。親も子どもも、長くいればいるほど離れにくくなるものですよね。
そこは、親が元気に「行ってくるね!」と突き放してあげるのも優しさなのでしょう。
「かわいそう」なのは今その瞬間ですか?数年後ですか?私は妻に「1年先の子どものためを思うことが重要だ」と言われ「確かに」と頷くばかりです。
ただ、突き放し方も重要で、親が不安がったり、毛嫌いするように引き離してはいけませんよね!明るく送りだしてあげてください!
さぁ、お迎え。
こちらはわかりやすいですよ!
我慢したんだから、お迎えのときくらいは甘えさせてあげてくださいね。預けられてもちゃんと帰ってくることを、しっかりと覚えてもらえると良いと思います。
(2)できるだけ楽しかったことを引き出す!
今日は何をして遊んだのか、だれと遊んだのか、誰とお話したのか、などなどできるだけ保育園での出来事を聞いてみるのはどうでしょうか?
子どもなりに印象に残ったことなど話をしてくれると思いますので、できるだけゆっくり今日の出来事について聞いてあげてください。
「本を読んでもらった!」「砂場が楽しかった!」何でも構わないと思います。
その時に「楽しかったこと」が出てきたら、そこはできるだけ深くコミュニケーションをとってあげると良いように感じました。
自分で口にすることで子どもの中に残りますし、良いイメージが少しずつ定着していくかもしれないですしね。手厚くコミュニケーションをとってあげてください!
(3)嘘はつかない!
致し方ないこともあると思いますが、可能な範囲で子どもに嘘はついてはいけないと感じました。「行かないって言ったじゃん・・・」という想いがより強く残ってしまうかもしれないですし。
また今後の信頼にかかってきますし、大人だって正当ではない方法である事はわかっていると思いますし。できる限り避けたい方法であると思います。
なので、できるだけ移動中に会話をし気をそらすことが良いかなぁと。
保育園で楽しかったことなどを思い出させるような会話が良いのではないかと。また、子どもがハマっている遊びを混ぜてあげると良いかもしれないですね!
我が家では「アンパンマンのパトロール」と言って手を前に出して空を飛ぶ遊びが好きだったので「保育園のパトロール」と称し登園。
本人的には不本意な部分はありましたが、とりあえず道中は我慢してくれたみたいです(笑)
短い時間ではありますが、貴重な時間として意識して話してみるのもよいかと思いました。
(4)「保育園に行かない!」という子どもに対し怒ってはいけない
もともと前向きではないのに、行く前に怒ってしまえばもちろんさらにネガティブになってしまうかも。
保育園には行きたくないし、洋服を着替えるのは嫌だし、ご飯はこぼすし・・・。
とりあえず・・・とりあえず初めはグッとこらえて時間に余裕のあるスケジュールで動くように親が心がけることが重要ですね。
しかしながら、保育園が嫌で色々やってしまう子と、単純に悪ふざけでやってしまうことは違うので、そこの見極めは重要・・・。
(5)先生に保育園での出来事を細かく聞く!
預けたときは泣いているものの、遊べてくるとだんだん気持ちも落ち着いてきます!
基本的な事項を聞くだけでなく、どんな時に笑っていたのかとか聞いてみるのもよいかもしれませんね。
ほとんどの保育園では「日誌」のようなものがあり、その日の出来事なんかを書いてくれていますので、お迎えに行けないパパママは読んでみることをお勧めします。
預ける瞬間よりも、預けた後の方が重要というのは、この部分です。
親がいなくなったときの子どもの行動を知ることで、私たち親のすべきことも見えてくるかもしれません。
預けるときに泣きじゃくっていた子どもが、実はその後ものすごく満喫していることもあるかもしれないですしね!
逆に、口をきかなくなり、ご飯も食べないなど、あまり芳しくない状況になったとしても分かるようにしておくのが大切。保育園との連携が重要になりそうです。
■「いつかは必ず離れていく」と思うから、今は親がどうにかしよう!
小さい子どもにとって親は特別な存在ですが、大きくなるにつれ自立していくのも事実です。
そのうち、親と遊ぶことより友達と遊ぶことを選ぶようになり、生活の中での優先順位は成長とともに変わっていくわけです。
「親離れできない子ども」から「子離れできない親」になっていってしまうわけなのですよ(笑)
それが悪いことではないと思いますが、子どもの成長を親が妨げないよう気をつけなくてはいけませんね。
義務教育が始まれば、すぐにそうなるんじゃないかなぁと私は思っています。なので、それまでの数年は可能な範囲で手厚く親のできることを頑張ってみるのも一興かと思いました。
■まとめ
実は同じ悩みを抱えている親御さんは結構多く「悩みを共有する場」をうまく使うことが良いかもしれません。
何が良くて何が悪くて何が普通なのか・・・正直自分の中で自己完結できないこともたくさんあると思います。
「こんなこと思うのは、私だけかもしれない」と思うのではなくて、色々な話を色々な方に聞き、少しでも気持ちが楽になれば良いなぁと。
保育園というのは、あくまで成長の過程でのいちステップでしかありませんので、できるだけ意味のある生活を送らせてあげることが親の務めかもしれないですね。
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